ニチリンダテハゼの挑戦! [CEBU 2006]
今日の写真で長く続いたセブ2006の記事も終わりです。
写真が出尽くしたところで、So-netフォトからの記事投稿にしてみました。
よろしかったら、画像クリックしてフォトの方も合わせてごらんくださいませ。
カメラ :Nikon F90X
レンズ :Nikkor105mm micro
ストロボ:Sea&SeaYS90DX2灯
フィルム:RVP
ニチリンダテハゼはパラオや沖縄などでは比較的希少種とされるハゼですが、
セブ付近(フィリピン)のダイビングエリアでは一番多く目につく共生ハゼかも...
共生ハゼっていうのは、エビが巣穴を掘ってハゼが見張り番をするというアレ。
時々、テレビの特番などでもやってるので見たことある人も多いと思います。
まあ、見張り番にしては目立ち過ぎでてますけどね。(^^;)
ただ共生ハゼも一緒に住むエビも、鮮やかな色が目立つ派手な個体が多く、
外敵から目をつけられやすいような気も..
敵に対して挑戦してる姿勢なのかもしれません。
オレタチャ カンタンニ クエナイゼー♪(笑)
ニチリンダテハゼ関連の過去記事はコチラ...
海に眠る金貨の欠片:http://blog.so-net.ne.jp/hal_park/2006-07-22
クローズ・アップ [CEBU 2006]
「ニシキテグリ」
カメラ :Nikon F90X
レンズ :Nikkor105mm micro
ストロボ:Sea&SeaYS90DX2灯
フィルム:RVP
私がダイビングを初めて何年くらいだったか...
急に脚光を浴びて人気になったサカナ。
洋菓子で言えばティラミスとかパンナコッタみたいな存在かな?(笑)
日本のダイバーの中に、マクロブームを呼び起こす原因になった魚で、
その人気と同時にカメラにマクロレンズをセットするダイバーが増えたのも事実。
マンタや回遊魚の群れを狙うような、一か八かの大物狙いダイビングよりも、
生息場所が特定されるマクロな生き物は、
ガイドをするダイビングスタッフにとっても案内しやすい魚だと思うし、
水深も3〜8mくらいでビギナーでも安心して行ける深度。
それが、これだけカラフルで可愛い顔のインパクトのある魚ならなおさらのこと...
最近では、それほどレアな位置づけではなくなってきたけど、
そのブームのときに水中写真を始めた人にとっては今でもアイドルなんですよね〜
ニシキテグリ関連の過去記事はコチラ...
アイドル♪:http://blog.so-net.ne.jp/hal_park/2005-01-25
海の真ん中にある湖:http://blog.so-net.ne.jp/hal_park/2005-09-27
Jewels of coral:http://blog.so-net.ne.jp/hal_park/2006-07-21
恋の相手はどこかしら?:http://blog.so-net.ne.jp/hal_park/2006-07-29
タイトルの「クローズ・アップ」は、ちょっと掛詞ですが、
分かる人も少し居るかな?
ほっぺのトゲはなんなのさ? [CEBU 2006]
「スパインチークアネモネフィッシュ」
カメラ :Nikon F90X
レンズ :Nikkor105mm micro
ストロボ:Sea&SeaYS90DX2灯
フィルム:RVP
クマノミは...
この、ちょっと下から見上げたくらいの角度が一番好きかな〜
ん〜可愛い〜〜♪
ほっぺに刺があるのが特徴。
日本では見られないクマノミで、
スパインチークアネモネフィッシュという英名のクマノミ。
写真の個体は幼魚で大きくなると、茶褐色に変色します。
色彩的にはカクレクマノミとハマクマノミのハーフといった感じ。
けど、このトゲは何のためのトゲなのか?
外敵を攻撃するための武器?
それともライオンのタテガミのような飾り?
どこかの生物学者はもう調査してたりするのかな?
いつか謎が解けたら、また記事にしてみよう〜♪
ということで、ほっぺのトゲが見たい人は過去記事の写真をどうぞ....
スパインチークアネモネフィッシュ:http://blog.so-net.ne.jp/hal_park/2006-05-23
↑3枚目の画像が横向きなのでトゲがハッキリ見えていますヨ。
水中の妖精 [CEBU 2006]
「ローランズ・デモイセル」
カメラ :Nikon F90X
レンズ :Nikkor105mm micro
ストロボ:Sea&SeaYS90DX2灯
フィルム:RVP
スズメダイの仲間で、南の島では、ごく普通に見られることが多いと思いますが、
当たり前に居すぎるので、注意深く観察してる人もあまりいないかな?
そんなわけで私自身も情報不足だけど...
でも頭の上で青く輝く天使の輪は、とてもチャーミングでしょ?
小さなスズメダイがキラキラと舞う姿は、海の中の妖精といった雰囲気も。。。
スズメダイ関連の過去記事はコチラ...
光と影:裏と表:http://blog.so-net.ne.jp/hal_park/2005-01-12
息がかかるほど...:http://blog.so-net.ne.jp/hal_park/2005-01-30
海色のフィルター:http://blog.so-net.ne.jp/hal_park/2005-02-01-2
空色の魚、夕陽色の魚:http://blog.so-net.ne.jp/hal_park/2005-07-17
ネオンの輝き☆ [CEBU 2006]
「ネオンピグミーゴビー」
カメラ :Nikon F90X
レンズ :Nikkor105mm micro
ストロボ:Sea&SeaYS90DX2灯
フィルム:RVP
南の島では、ごく普通に見れるサカナですが、
可愛らしい仕草と、綺麗な色で人気の魚。
水深も浅いところから深いところまで幅広く生息しています。
岩影に潜むようにしてることが多いけど、
ストロボでの撮影なら暗さも問題ありません。
光を浴びた彼女は、まさにネオンの輝き☆
少し、身体を傾けて曲線美もアピール!!
もう、クラクラです〜♪(* ̄∇ ̄*)ゝ
過去のネオンピグミー関連記事はコチラ...
ネオンピグミーゴビー(レンタルしたD70での撮影)
:http://blog.so-net.ne.jp/hal_park/2005-07-10
Silver & Red(2005年セブの記事)
:http://blog.so-net.ne.jp/hal_park/2006-05-22
学者の目線 [CEBU 2006]
「ムギワラエビ」
カメラ :Nikon F90X
レンズ :Nikkor105mm micro
ストロボ:Sea&SeaYS90DX2灯
フィルム:RVP
時々このブログでもアップしてるオルトマンワラエビと以前は同一種とされていましたが、
数年前から「別種」と位置づけられました。
もともとは両方とも「ムギワラエビ」でしたが、
別種の判定を受けてから、この写真が正真正銘の元祖ってことになりますね。
こちらの記事が伊豆に住むオルトマンワラエビ...
http://blog.so-net.ne.jp/hal_park/2005-08-30
今日の写真と比べてもらえると分かりやすいかな?
識別のポイントはオルトマンには脚の関節付近にある黒白黒のモノトーンなマークがあるけど、
ムギワラにはその模様が無くキラキラした点々があるだけ。
あと、生息水域がムギワラエビの方が深いかな?
両方に共通してる名前の部分からも、
ワラのような細長い足をもつのでワラエビという名前になってるんだと思います。
ブログの記事にするたびに「クモみたい」というコメントが多いですが、
学者さんたちの意見はクモよりもワラだったということですね。
けどソフトコーラルの中央で8本の脚を放射状に開いたスタイルは、
ワラというよりもクモの形状に近い感じですよね。
(写真では一部が重なってて6本に見えますが..)
海の中でクモっぽいとされるのは長い脚のエビカニよりも、
短くて太いタランチュラのような個体に対して使われる形容詞かなーって思います。
学者さんたちは、死んだ個体を解剖したりしてるし...
観察のポイントが、遊びの目線じゃなければワラに見えてくるのか?(^^;)
ココかと思えば、またまたアチラ... [CEBU 2006]
昨日の記事にしたウミアザミには...
同じような擬態をするライバルが住んでいます。
昨日の記事を見てない方は、まずコチラからチェック♪
http://blog.so-net.ne.jp/hal_park/2007-03-05
そして、今日の記事の主役は...
「ラジアルファイルフィッシュ」
カメラ :Nikon F90X
レンズ :Nikkor105mm micro
ストロボ:Sea&SeaYS90DX2灯
フィルム:RVP
サイズは1cm前後と小さいですが、
カワハギの仲間と言ったら体型のイメージも理解しやすいでしょうか?
このサカナも、昨日のナガレモエビに負けず劣らずのカラーコーディネイト。
コーディネイトは、こーでねーと!!
..なんて、オヤヂギャクが聞こえそうです。(笑)
サカナですから、当然エビよりも動きが速いので、
「ココかと思えば、またまたアチラ...」といった状況。
イソギンチャクの中を動き回るクマノミと同じような感じですが、
広範囲にあるウミアザミの中を撮影するのは、イソギンチャクのそれよりもイラつきます。(笑)
そんなわけで、下の方からコチラをチラ見してるところをパチリ☆
なんだか、怒ってるような目でコッチを見てるような...
イジワルしないので、一枚だけ撮らせてね(^^;)
忍法〜♪ [CEBU 2006]
昨日のイソバナカクレエビに続き、さらに上の擬態をするエビ...
「ナガレモエビSP」
カメラ :Nikon F90X
レンズ :Nikkor105mm micro
ストロボ:Sea&SeaYS90DX2灯
フィルム:RVP
住み着いてるのはウミアザミというトゲトサカなどに近いソフトコーラルの一種。
それと、ほぼ同じ模様、同じ色彩のエビ....
似てるとかいうレベルじゃなく、そのまんま?
ここまでくると、擬態というより忍術??
そこに居るという知識が無ければ、探すこともしてないと思います。
てゆうか、探しても簡単には見つからないです。(笑)
目の前に居ても見えてないですよね?
ココですよ〜
分かったかな?(^^;)
下向きになってるとこ。
金色の目はわかりますよね?
下の写真はトリミングしてありますが、実際は5〜7mmくらいの大きさ。
擬態上手なうえに、ウミアザミの中に潜り込んでることが多いので、
見つけたあとも、ちょっと目を離すと見失ってしまったり。(苦笑)
けど、こんな状況のときは、水中ライトが役にたちます。
写真のエビの目が金色に光ってるのは、ストロボが反射したからです。
ということは、目は光を反射するということなので、
水中ライトで照らすことでウミアザミの中にキラっと光る目を見つけることができます。
見つけにくいターゲットを探すときは、コンパクトな水中ライトを忘れずにね!!
ヤル気満々 [CEBU 2006]
日付が変わってしまったけど、今日は楽しいひなまつり〜〜♪
桃の節句に相応しく...桃色のエビ。(笑)
「イソバナカクレエビSP」
カメラ :Nikon F90X
レンズ :Nikkor105mm micro
ストロボ:Sea&SeaYS90DX2灯
フィルム:RVP
名前の通り、イソバナやヤギ類に住み着いて、
その場所の色に合わせて擬態する為、体色もそれぞれ微妙に違う感じ。
セブで見たのは、この組み合わせのものだけでしたが、
擬態もここまでくると、かなり「ヤル気」を感じますよね!!
あ、どれがエビだか分かってますよね?
写真中央で、右に頭を向けて横向きに...
HALのロゴと向き合う感じにしてありますので。(^^;)
天女の舞 [CEBU 2006]
「モエギハゼ SP」
カメラ :Nikon F90X
レンズ :Nikkor105mm micro
ストロボ:Sea&SeaYS90DX2灯
フィルム:RVP
写真は明るい感じに写ってますが、実はけっこう深くて暗いとこ。
水深47mくらいだったかな?
深いところに潜ると、そのぶんタンクの中の空気も縮小してしまうので、
浅い水域でのダイビングより短時間しか潜ることができません。
なので、撮影も慌ただしい感じでバタバタした感じになってしまって...
ポイントが泥地の水底だったこともあって、砂を巻き上げてしまったり〜(^^;)
でも、砂が落ち着くまで待つ時間もないので、砂が舞う中で撮影開始...
魚の特徴が、半透明な羽衣のような艶やかな感じなので、
目障りな砂の巻き上げも少しは緩和されたかなー??
題して...「砂嵐と天女の舞」...とか(笑)